2025年11月21日から23日までの3日間、メタバースオンラインイベント「心のテーマパーク♡Cocotoro.」を開催いたしました。近年、心の健康や自己肯定感の大切さが注目される一方で、相談するのは敷居が高そう、どんなことをするのか分からない、顔を出すのが恥ずかしいといった心理的ハードルから、本当に必要な人ほど心のケアにアクセスしづらい現状があります。そんな状況を変え、誰もが自然体で「ありのままの自分」を受け入れられる入口として、心のケアをテーマパークのように楽しめる空間をメタバース上に創り出しました。
イベントでは、セラピーやカウンセリング、ヒーリング、個性診断など多様なブースが並び、マンツーマンでの個別セッションやワークショップ形式のレッスン、プチ講座を自由に体験できる構成としました。また、テーマソングに合わせた歌やダンスによる朝のショータイムを開催し、体を動かすことで心が自然とほぐれていく体験を提供しました。会場内には、ひらがなラリーなどの回遊企画や、立ち止まって自分の気持ちと向き合えるプチワーク看板を設置し、遊びながら内省や自己理解が深まる仕掛けを随所に取り入れています。メタバースが初めての方でも安心して参加できるよう、ガイドが常駐し、操作方法や技術面のサポートを行いました。顔出し不要・匿名参加という環境を整えることで、安心・安全に心のケアと向き合える場づくりを大切にしました。
初回開催となった2025年11月21日から23日の開催では、実来場者56名を迎え、来場者満足度は5段階評価で平均4.6点、出店者満足度も平均4.3点と非常に高い評価をいただきました。参加者からは、「匿名だからこそ本音で相談できた」「複数のセッションを気軽に体験できて楽しかった」「ガイドの案内が丁寧で安心できた」といった声が寄せられました。出店者からは、「セッションに集中できた」「多くの方に自分のサービスを知ってもらえた」という反響がありました。メタバースという新しい空間だからこそ生まれた一体感や、遊び感覚で心のケアに触れられる体験は、「心のケアは特別なものではなく、日常の選択肢のひとつになり得る」という可能性を強く感じさせるものとなりました。
今回の開催を通して、多くのポジティブな反応と手応えを感じる一方で、いくつかの課題も明確になりました。新しいコンセプトのイベントであったため認知が十分に行き届かず、想定よりチケット購入者数が伸びませんでした。またセッションの空き状況や待機状況が分かりにくく、参加者が戸惑う場面があったことは大きな反省点です。さらに、出店者同士が交流する機会が限られていたことや、チケット購入から入場までの手続きがやや複雑で、参加の心理的・技術的ハードルになっていた可能性も見えてきました。加えて、メタバース環境に不慣れな参加者に対して、より手厚い技術サポートが必要な場面もありました。
これらの課題を踏まえ、次回以降はSNSでの情報発信強化や事前のメタバース体験会の開催、段階的な価格設定などによる集客施策の見直しを進めていきます。また、セッションの空き状況を分かりやすく可視化し、事前予約機能を取り入れることで、参加者が安心して体験を選べる仕組みを整えていく予定です。さらに出店者同士のつながりを深めるため、事前・事後の交流会やオンラインコミュニティを設け、情報やノウハウを共有できる場づくりにも力を入れていきます。あわせて、チケット購入から入場までの導線をできるだけシンプルにし、初心者向けのガイドやマニュアルを充実させることで、誰もが迷わず参加できる環境を整備していきます。こうした改善を重ねながら、心のケアをもっと身近で安心できる体験として届けられるイベントへと進化させていきたいと考えています。
次回開催は2026年5月〜6月を予定しています。
川野弥生





