札幌在住の親子と、居場所づくりや人との繋がりに興味を持つ大学生・大人を対象に、2025年5〜9月に、バーベキュー交流会を開催しました。
本イベントは、「ママと子どもが安全に安心して過ごせる居場所づくり」の第一歩として、地域の親子との繋がりを作り、交流を深めるとともに、私たちの活動の認知を図ることを目的としています。大人も子どもも共に育み合う「共育」の場で、互いを認め合い、それぞれの個が輝く体験を目指しました。
当日は、バーベキュー会食を中心に、大人も子どもも楽しめるゲームやレクリエーション、そして親御さん同士が日頃の悩みや情報を共有できる子育て情報交換・交流会を実施しました。
本イベントでは、参加者間の自然な繋がりが生まれたことが成果となりました。
保護者同士はもちろんのこと、大学生や社会人といった親以外の地域の大人たちが、自然な形で子どもたちを見守り、お世話をする光景が数多く見られました。子どもたちが、そうした親以外の大人を頼り、甘えることで双方に信頼関係が芽生えます。大人たちが見守る中で、初めましての子ども同士もすぐに打ち解け合い、笑顔で遊ぶ姿が印象的でした。
また、イベント運営においては、大人はもちろん、子どもたちもそれぞれの役割を担い、お互いに労い、感謝を伝え合う場となりました。
この交流会は、単なる会食の場ではなく、親と親以外の大人、そして子どもたちが一体となって「共に育み合う」貴重な機会を提供できたと感じています。
イベント終了後のアンケートでは、温かい声を多数いただきました。
「知り合いが一人しかいない中でしたが、みなさんが温かくて優しい方々で、最後まで安心して楽しめました」という声からは、私たちの目指す「安全・安心な居場所」を提供できたことが伺えます。
また、「たくさんのお子さんに触れあえて楽しかったです」という大人からの感想や、「子どもたちもとても楽しんでいて、夜はぐっすりでした。
また楽しい企画があれば参加させてください!」という親子の声に喜びを感じました。
一方で、広報活動におけるSNSでの情報発信や集客の難しさ、撮影した写真の取り扱いと個人情報保護の配慮、そして悪天候時の開催基準と対応といった課題もあります。
これらの課題を受け、今後はSNSでの情報発信内容を工夫し、頻度を増やしていくとともに、ヒアリングによるニーズのリサーチを重ねてまいります。
また、個人情報の取り扱いについては、専門家の助言を得て、キャンセルポリシーについても明確に伝えていく予定です。
今回のアンケート結果を基に参加者のニーズと期待を深く把握し、今後は少人数制イベントやオンライン交流の機会を設け、より頻度を多く、関わりを深くしていくことを目指します。
具体的には、オンラインやリアルでの子育てお話し会や、子育てに関する講座などをニーズに合わせて開催する予定です。
染矢奈津子


